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第19回松島杯群馬県極真空手道選手権大会が11月27日に開催された。

I.K.O.MATSUSHIMA国際空手道連盟 極真会館 松島道場の主催により
第19回 松島杯 群馬県極真空手道選手権大会が、11月27日に前橋国際大学で開催された。組手は一般男子、小学生は学年毎、中学の部門と、型は小学全学年、中学生、女子の部門で行われた。今年は、茨城支部、千葉支部、北海道札幌支部、大阪南支部からも多数参加選手を迎え、熱戦が繰り広げられた。

一般男子 決勝戦
●1片貝竜也(群馬・伊勢崎) vs 11勝見淳史(群馬・沼田)○
大型選手同士の決勝戦。開始後、徐々に間合いを詰め突き蹴りの応酬となる。お互い様子見の印象。開始約20秒過ぎ片貝選手の下段廻し蹴りが勝見選手の下腹部に入り試合が中断。勝見選手ダメージが大きくドクターチェック。勝見選手の回復を待って試合再開(中断約8分)。
再開後、勝見選手の手数が増え前蹴り、中段廻し蹴りがヒットしはじめる。片貝選手カウンターの突きで応酬するも勝見選手リズムよく多彩な技で攻撃し続ける。大技の胴回転廻し蹴りも片貝選手の顎に入るが、踏ん張って堪える。勝見選手の離れた位置からの中段前蹴り、中段廻し蹴りが連続してクリーンヒット。接近して良し、離れて良しのオールラウンドな選手である。3分経過。判定5-0で勝見選手の優勢勝ち、優勝となった。
この二人には来年行われる世界大会の日本代表として活躍することを期待したい。

一般男子 3位決定戦
●7林陽一(茨城) vs 19篠原章弘(大阪南)○
序盤は突きの打ち合いとなる。篠原選手徐々に前に出て下段廻し蹴りも増える。篠原選手の下段廻し蹴りで林選手倒れるも「技有り」にならず。篠原選手その後もショートの効かせる突きと圧力で前に出るが林選手も突きで応戦。林選手の上段廻し蹴りが入るが浅い。逆に篠原選手再び下段廻し蹴りで倒す。しかし、松島最高審判長の裁定で直前の「掴み」を取られ「注意1」。篠原選手前に出るも林選手も応戦。3分経過。1-1の判定で決着付かず延長戦へ。延長開始後、林選手が前へ出るも篠原選手押し返し下段廻し蹴りをヒット、林選手倒れる。「技有り1」。篠原選手突き蹴りのコンビネーションで前にでる。林選手下段が効いているのかそのまま場外に出される。2分経過。判定5-0で篠原選手勝利。

中学生 決勝戦
●24小石亮太郎(茨城) vs 30森田晃一朗(大阪南)○
開始後、接近戦での突きの打ち合いになる。上背のある小石選手が身長差のある森田選手に対し突きが打ちづらい印象。森田選手スピードのあるコンビネーションで攻める。小石選手も中学生とは思えない力強い攻撃を繰り出す。小石選手接近戦の突きが森田選手の顔面に入ってしまう。小石選手顔面殴打「注意1」。その後も打ち合いが続く。回り込みの練習も十分してきていると見える。スピードで勝る森田選手がやや優勢か。2分経過。判定3-1僅差で森田選手の優勢勝ち、優勝となった。

中学生 3位決定戦
○26吉田圭吾(茨城) vs 31稲石悠(茨城)●
同門茨城県同士の戦いとなった。開始後、身長で上回る吉田選手の上段前蹴りがヒット。吉田選手「技有り1」。その後も吉田選手が蹴り技を中心に優勢に試合を進める。吉田選手中段廻し蹴りがヒット。吉田選手「技有り2」。「併せ一本」により吉田選手勝利。

小学6年生 決勝
●11清水健人(茨城) vs 45高橋祐人(北海道)○
両者開始と同時に打ち合いになるも高橋選手突きと中段蹴りのコンビネーションで前にでる。高橋選手流れるようなコンビネーションから中段廻し蹴りをヒットさせ「技有り1」。清水選手も反撃、突き蹴りを返す。高橋選手がやや優勢の印象の中、高橋選手の上段蹴りが入り「技有り2」。「併せ一本」により高橋選手の優勝が決定した。

小学6年生 3位決定戦
○7五十嵐ドーラ亜美(群馬・伊勢崎) vs 78和田茉莉(茨城)●
開始後、和田選手前にでる。五十嵐選手落ち着いて突きから下段廻し蹴りのコンビネーションで徐々に反撃。一進一退の攻防が続く。和田選手の足が止まり、五十嵐選手が技をヒットさせる。2分経過。判定5-0で五十嵐選手の優勢勝ち。

小学5年生 決勝
○1今泉堅太郎(群馬・桐生) vs 53鈴木龍之介(茨城)●
開始後、打ち合いから少し距離が離れた直後今泉選手の横蹴りぎみの上段蹴りがヒットし「技有り1」。再開後、中間距離から今泉選手の上段蹴りが入り「技有り2」。「併せ一本」により今泉選手の優勝が決定した。今泉選手は型の部でも優勝し、総合制覇を成し遂げ、「型」は「組手」に通じることを証明した。

小学5年生 3位決定戦
●3横澤元輝(茨城) vs 56高橋奈々香(北海道)○
開始後、上段蹴りの打ち合い。スピーディーな展開となる。高橋選手の上段がヒットするも「技有り」ならず。高橋選手の上段蹴りで攻め込む。高橋選手の上段が再びヒットし「技有り1」。高橋選手は上段・中段のガードは完璧。その後も蹴りの攻防が続く。2分経過。判定5-0で高橋選手の優勢勝ち。

小学4年生 決勝
○23斉藤玲椰(茨城) vs 8梁川龍太(群馬・桐生)●
茨城県と群馬県の決勝となった。斉藤選手突き技で前に出る。そのまま、梁川選手場外に出される。斉藤選手再び前に出る。梁川選手回りながら捌くも再び場外へ出される。その後梁川選手粘るも場外に出される展開が続く。2分経過。判定5-0で斉藤選手の優勢勝ち優勝。斉藤選手は昨年の小学3年生の部(準優勝)での雪辱を果たしたことになる。

小学4年生 3位決定戦
●18椿晴斗(茨城) vs 37高橋良太(茨城)○
椿選手棄権により高橋選手の不戦勝ち。

小学3年生 決勝戦
○50鶴巻拓(茨城) vs 60小川哲楽(茨城)●
茨城県勢同士の戦いとなった。積極的に前にでる鶴巻選手に対して小川選手落ち着いて対応し互角の展開へ。小川選手前蹴りをヒットさせ「技有り1」。鶴巻選手、小川選手ともに中段上段の蹴り技が増える。鶴巻選手の飛び蹴りがヒットし「技有り1」。上段の蹴りの応酬になるも決定打は無し。2分経過。引き分けで延長戦へ。開始後、再び蹴りの応酬となる。鶴巻選手上段蹴りで「技有り1」。その後も鶴巻選手が蹴り技で優位に試合を進める。1分経過。判定5-0で鶴巻選手の優勢勝ち優勝が決定した。昨年の小学2年生の部に続いての連続優勝である。

小学2年生 3位決定戦
●37高橋良太(茨城) vs 41横澤叶(群馬・太田)○
高橋選手棄権により横澤選手の不戦勝ち。

小学2年生 決勝戦
●42高橋隆輔(群馬・沼田) vs 81中矢大雅(大阪南)○
両者ともに突き蹴りの応酬。脚を止めて中央での打ち合い。中矢選手の手数が増え始める。高橋選手も負けずに攻撃を繰り出すも、突きが中矢選手の顔面に入り「注意1」。中矢選手の手数が増え前に出始める。2分経過。5-0で中矢選手の優勢勝ち優勝となった。昨年の小学1年生の部に続いての連続優勝である。

小学2年生 3位決定戦
●19鈴木光之介(茨城) vs 74小島虎之助(群馬・伊勢崎)○
お互いに早い突きの打ち合い、鈴木選手やや手数で上回る。小島選手蹴りで応戦し小島選手がやや優勢。小島選手上段廻し蹴りをヒットさせ「技有り1」。その後も小島選手優勢。2分経過。5-0で小島選手勝利。

保育園・小学1年生 決勝戦
●24川端愛弥(群馬・沼田) vs 46小池脩太(群馬・桐生)○
最初から連射砲のごとく突きの打ち合いになるも小池選手は上・中段の蹴りも繰り出す。打ち合いの中、小池選手の上段廻し蹴りが入る。小池選手「技有り1」。再開後川端選手も怯まず技を出す。再び打ち合いとなったが小池選手の上段廻し蹴りがヒット。小池選手「技有り2」。「併せ一本」により小池選手勝利・優勝となった。

保育園・小学1年生 3位決定戦
○58久保田真主(群馬・前橋) vs 59島崎飛里(群馬・前橋)●
開始後、突きの打ち合い、互角の展開が続く。中盤久保田選手が突きを中心に徐々に前にでる。島崎選手も押し返し互角の展開に戻る。久保田選手蹴りが出始める。2分経過。3-0の僅差で久保田選手勝利。