先ず、ビザがネットから入手できるようになっていた。こちらは、用心深く東京の大使館に出向いた。直前の変更で不要な書類が増えて、すごく簡素になった。また、翌日には受け取り可となった。もちろん、大使館は新しく立派に変身していた。成田からは、毎日一往復直通便が飛んでいた。２０１３年には、バンコク乗換えしか無かった。

５月１９日（木）ヤンゴンに到着し、ホテルは半年前にオープンの、リヴァーヴュー・プラティヌムホテルで空港へのアクセスが良い。ヤンゴンの交通渋滞は半端無い。何しろ９０%以上が日本車の感だ。マイクロだけでは無い、小型トラックでも座席と幌をつけてタクシーとして大活躍だ。日本食レストランが大人気である。１９日は５つ星ホテルの日本食レストランでフルコースを頂いた。完璧！日本語の話すウエイトレスが、一生懸命サービスをしてくれた。かなり高級と思われるが、お客も多い。

２０日(金)は、朝早くから昇段審査である。しかし、今年は雨ばかりだ。それもかなりの豪雨である。２１日(土)、今日も雨。やはり、９時ころから、大会セレモニー、デモンストレーション、準決勝、決勝戦と続いた。昼も、日本食。寿司、刺身も文句なし。ヤンゴンで訪れた日本食レストランはどこも日本の味だった。寿司が好きな人が多いとみた。
２１日夜１０時に、高速バスを道場生で貸切、モウラミヤイグに向かった。ギンギンのクーラーバスだ。夜行は毛布がつく。一度ドライブインで休憩、軽食やチャイなどを飲む。熱いチャイは結構はまる。翌朝５時前にホテルに入り、ウトウトする間もなく、海岸のあるチャイッカミに向かった。車とタクシートラックに分乗して２時間のドライブ中ずーっと雨、稽古は無理かと思われた。しかし仏様のご加護だろうか稽古が始まったら雨はやんでいた。かなりの遠浅で、馬もお坊さん達もたわむれる。約２時間の稽古が終わると同時にバケツをひっくり返した様な雨で、テントの下に猛ダッシュだ。奇跡のようだった。帰り道、水没寺を見学した。海は荒れ狂い、通路におそいかかる。更に、死後１年半経過するも腐敗せずに安置されている高層をお参りした。ミイラでは無い。たぶん想像を絶する修行で、生き仏となられたのだろう。敬虔な気持ちになった。

翌朝５時出発、モウラミヤイグのミニスターご夫妻の同行で、チャイティーヨーパゴダのゴールデンロックに向かった。３時間あまりのドライブ、更に大型トラックの荷台に５０人ほど乗って、山頂に向かう。数十分のジェットコースターであった。運転席に乗ったが、座席にしがみついていた。不思議な岩である。転げ落ちないのはやはり仏様の奇跡なのかな？降っていた雨も、写真を撮り始めたら止んでいた。午後、高速バスの止まるドライブインで、ミニスターご家族とお別れして、ヤンゴンに向かった。何故これほど冷房を効かすのか不可解である。いくら重ね着しても寒かった。高速バスといえば、名前は忘れたが“何々幼稚園”のバスが、観光バスで現役だった。もちろん、“何々会社”日本語があふれここはどこだと思う。ヤンゴンに夕方着いたが、やはり雨だった。
翌朝フェリーに乗ったり、ショピングバザールを覗いたり、ミャンマーの滞在は瞬く間に過ぎた。今回もミャンマーの人々の暖かいおもてなしに心が熱くなった。ますます観光国として人気間違いなしだが、一点トイレ事情の改善を期待したい。