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第5回I.K.O.MATSUSHIMA オープントーナメント全世界ウエイト制女子極真空手道選手権大会女子組手の部

第5回I.K.O.MATSUSHIMA オープントーナメント全世界ウエイト制女子極真空手道選手権大会女子組手の部

軽量級 氏名 ゼッケンNo 国 年齢 段位、級
優勝 シューエイ・フー 144 中国 26 初段
準優勝 アレクサンドラ・バギ 131 ハンガリー 22 1級
3位 ジンウェン・チョウ 151 中国 28 2段
4位 タンニ・リ 138 中国 22 1級

中量級 氏名 ゼッケンNo 国 年齢 段位、級
優勝 マリナ・ソバニナ 166 ロシア 29 2段
準優勝 リーラ・ヘルッツェグ 153 ハンガリー 28 2段
3位 ムカシムレ・ヌザマ 161 南アフリカ 23 2級
4位 マリィ・ズニーガ・メンド-サ 160 チリ 34 1級

重量級 氏名 ゼッケンNo 国 年齢 段位、級
優勝 シルンギレ・マスク 174 南アフリカ 28 3段
準優勝 イサベル・ジャジュラ 178 オーストラリア 24 2段
3位 エラヘフ・モハマディ 171 イラン 28 3段
4位 セラ・モザス 187 オーストラリア 33 初段

第5回世界大会女子組手 2 (1280x853)

軽量級準決勝

○ 延長判定4対1 ●
131 アレクサンドラ・バギ VS 138 タンニ・リ
ハンガリー 158㎝ 1級 中国 160㎝ 1級

開始と同時にタンニ選手蹴りで飛び込みアレクサンドラ選手倒れるもポイントは無し。
タンニ選手なおも飛び込むもアレクサンドラ選手中段蹴りのカウンターで応戦。
タンニ選手前へ出続けアレクサンドラ選手場外に出される。
アレクサンドラ選手も前に出てくるタンニ選手を足払いで倒すなど対応する。
終盤、前に出るタンニ選手にアレクサンドラ選手下がりながら強い突きを当てる展開となる。
試合終了。判定で決着がつかず延長戦へ。
延長戦もタンニ選手が前に出て高い蹴りで攻めるも、アレクサンドラ選手かわしながら
突きを当てていく。
延長中盤、タンニ選手の足が止まるとアレクサンドラ選手の突きが的確にとらえる。
再びタンニ選手が前に出るもアレクサンドラ選手突きで応戦する。
延長戦終了。4対1僅差判定でアレクサンドラ選手決勝へ。

○ 判定5対0 ●
144 シューエイ・フー VS 151 ジンウェン・チョウ
中国 161㎝ 初段 中国 168㎝ 2段

序盤、接近戦となり下突きの打ち合いとなる。
やや間合いが離れてくると、突きに中段回し蹴りや膝蹴りを織り交ぜた攻防となる。
シューエイ選手が正面から太腿を狙った膝蹴りを当てると、ジンウェン選手嫌がる。
ジンウェン選手、膝蹴りや上段蹴りで応戦するも徐々に威力が落ちてきた印象がある。
後半もシューエイ選手が回転の速い突きと蹴り技で攻め続ける。
そのまま試合終了。
休まず攻め続けたシューエイ選手が5対0で勝利し決勝進出を決めた。

軽量3位決定戦

● ○ ドクターストップ
138 タンニ・リ VS 151 ジンウェン・チョウ
中国 160㎝ 1級 中国 168㎝ 2段

タンニ選手ドクターストップでジンウェン選手の3位が確定した。

第5回世界大会女子組手 8 (1280x853)

軽量級決勝戦

● ○ 延長判定5対0
131 アレクサンドラ・バギ VS 144 シューエイ・フー
ハンガリー 158㎝ 1級 中国 161㎝ 初段

お互い距離をとり様子をうかがう。
アレクサンドラ選手が素早い突きから上段回し蹴りを使うも
シューエイ選手冷静にかわす。
若干離れた間合いからアレクサンドラ選手は下段蹴りを、シューエイ選手は
突きを当てるがお互い深追いはせず間合いを保つ。
中盤、コンタクトの回数が多くなるとシューエイの突きが顔面に入り注意1。
再開後徐々に足を止めて打ち合う場面が増える。
終盤打ち合う展開からシューエイ選手の突きの回転力が増すとアレクサンドラ選手
後退しそのまま場外へ。
判定で決着がつかず延長戦へ。
延長戦はやや離れた間合いから前蹴りの応酬となる。
間合いが詰まり突きの打ち合いになるとシューエイ選手が優勢の印象。
延長中盤シューエイ選手が突きで追う展開となる。アレクサンドラ選手準決勝同様下がりながら
突きを当てるがシューエイ選手の手数とプレッシャーが上回る。
アレクサンドラが場外に出されたところで試合終了。
延長戦でもスピードとパワーが落ちなかったシューエイ選手が判定5対0で勝利し優勝した。

第5回世界大会女子組手 3 (1280x853)

中量級準決勝

○ 1本 中段突き ●
153 リーラ・ヘルッツェグ VS 160 マリー・ズニーガ・メンドーサ
ハンガリー 167㎝ 2段 チリ 154㎝ 1級

マリー選手が突きで攻め込む。
突きの打ち合いからリーラ選手の中段下突きが鳩尾付近をとらえ
マリー選手の動きが止まり、技ありとなる。
マリー選手のダメージが大きく続行不能となったため、リーラ選手の1本勝ちが宣告された。

● ○ 判定 3対0
161 ンカムシレ・ヌザマ VS 166 マリナ・ソバニナ
南アフリカ 140㎝ 2級 ロシア 167㎝ 2段

開始後、距離を詰めるンカムシレ選手にマリナ選手が中段後ろ蹴りを当たると、
マリナ選手上段回し蹴りや横蹴りなど多彩な蹴り技で攻める。
波に乗るマリナ選手の上段膝蹴りが顎をとらえンカムシレ選手ふらつくも、持ち直す。
中盤、ンカムシレ選手が粘って接近戦に持ち込むと力強い突きと圧力で
マリナ選手の蹴りを封じ後退させる。
終盤、ンカムシレ選手の圧力が弱まると再びマリナ選手の上段蹴りがでる。
両選手もつれて倒れるとンカムシレ選手起き上がるまで時間が掛かり疲労を感じさせる。
最後は中央で打ち合いとなり試合終了。
多彩な蹴り技を見せたマリナ選手が判定3対0で勝利した。

中量級3位決定戦

● ○ 一本 中段突き
160 マリー・ズニーガ・メンドーサ VS 161 ンカムシレ・ヌザマ
チリ 154㎝ 1級 南アフリカ 140㎝ 2級

開始直後からスピードのある突きの応酬となる。
ンカムシレ選手が突きの攻防で上回ると中段突きを決めマリー選手の動きが止まる。
マリー選手も打ち返すが蹴りを出したところでカウンター気味の突きを鳩尾付近に受けてしまい、
技ありとなる。
ダメージが大きく試合続行が不可能となり、ンカムシレ選手の一本勝ちとなった。

第5回世界大会女子組手 9 (1280x853)

中量級決勝戦

● ○ 判定 4対0
153 リーラ・ヘルッツェグ VS 166 マリナ・ソバニナ
ハンガリー 167㎝ 2段 ロシア 167㎝ 2段

両選手とも軽快なステップワークから突きと蹴りを出していく。
マリナ選手の上段回し蹴りがリーラ選手側頭部をかすめる。
その後もマリナ選手上段蹴りを使うも、リーラ選手警戒しバックステップでかわす。
中盤、蹴りで攻めるマリナ選手に対してリーラ選手も突きで応戦する。
間合いがやや開くと踵落としや外回し蹴りなど大技の攻防となる。
リーラ選手の帯が外れ、試合が中断する。
再開後、踵落としの相打ちや突きの打ち合いなど互角の展開だったが、
残り30秒となったあたりからマリナ選手が勢いを増し、リズミカルな突き技と高い蹴り技で
優位に立つ。
大会を通じて多彩な蹴り技を見せたマリナ選手が判定4対0で勝利した。
また決勝戦はほぼ同じ身長で、技のかみ合った好試合でした。

第5回世界大会女子組手 5 (1280x853)

重量級準決勝

● ○ 再延長 4対1
171 エラヘフ・モハマディ VS 174 シルンギレ・マスク
イラン 172㎝ 3段 南アフリカ 163㎝ 3段

序盤から重い突きと下段回蹴りの応酬となる。
両選手とも徐々に前傾姿勢となりなりながら攻撃し続ける。
シルンギレ選手が踵落とし、エラヘフ選手が上段回し蹴りも使うもクリーンヒットはせず。
両選手とも下段回蹴りに威力があり、当たると体が流れる場面が増える。
終盤、シルンギレ選手がやや手数を増やすも判定で決着がつかず延長戦へ。
延長戦も中央での打ち合いとなる。
シルンギレ選手の内股蹴りでエラヘフ選手バランスを崩し手をつくも技ありは無し。
再び打ち合いからエラヘフ選手胴回し回転蹴りを使うも当たらず。
延長戦でも決着がつかず再延長戦へ。
再延長も中央で両選手休むことなく攻撃し続ける。
エラヘフ選手前に出る場面もあったが、シルンギレ選手横に動いて捌く。
最後まで休まず打ち合い試合終了。
4対1でシルンギレ選手の勝利となったが、反則・中断がほとんど無く7分間休まず戦い続けた
素晴らしい試合でした。

○ 判定5対0 ●
178 イサベル・ジャシュラ VS 187 セラ・モザス
オーストラリア 173㎝ 2段 オーストラリア 165㎝ 初段

身長とフィジカルで勝るイサベル選手が突きと蹴りで前に出る。
セラ選手回りながら反撃するも場外に出される。
イサベル選手が圧力をかける形で徐々に接近戦となるがイサベル選手
肘を巧みに使った攻撃で優位に試合を進める。
セラ選手も反撃するがイサベルの重い攻撃を受け再び場外に出される。
イサベル選手その後も前に出る。
試合終了。判定5対0
パワーで圧倒したイサベル選手が勝利した。

重量級3位決定戦

○ 再延長ドクターストップ(セラ選手の顔面強打) ●
171 エラヘフ・モハマディ VS 187 セラ・モザス
イラン 172㎝ 3段 オーストラリア 165㎝ 初段

序盤、セラ選手が積極的に突きを出す。
エラヘフ選手も上段前蹴りを出しセラ選手をのけ反らせる。
徐々にエラヘフ選手の手数が増え、上段回し蹴りや胴回し回転蹴りがセラ選手をかすめる。
エラヘフ選手やや前に出る展開となり、両選手とも突きから下段回し蹴りの応酬となる。
判定で決着がつかず延長戦となる。
延長戦も突きから下段回し蹴りの応酬となる。
エラヘフ選手は上段回し蹴り・胴回し回転蹴りを、セラ選手は
膝蹴りと中段前蹴りを使うも決定打にはならず、再延長に突入する。
再延長に入っても休まずに打ち合うがセラ選手の突きが顔面に入り試合が中断。
エラヘフ選手ダメージが大きくドクターチェックを受けるが続行不可能となり、
ドクターストップ(断面強打による)でエラヘフ選手の勝利となる。
最後はドクターストップでの決着となったが、かなりの消耗戦となった再延長でも
闘志の衰えない素晴らしい試合でした。

第5回世界大会女子組手 12 (1280x853)

重量級決勝戦

○ 延長5対0(イサベル選手顔面強打による減点1あり) VS ●
174 シルンギレ・マスク 178 イサベル・ジャシュラ
南アフリカ 163㎝ 3段 オーストラリア 173㎝ 2段

リーチで勝るイサベル選手が前蹴りで仕掛けていく。
シルンギレ選手も下段回し蹴りを返す。
イサベル選手が重い突きと膝蹴りで前に出る。
シルンギレ選手も打ち負けず打ち合うが、イサベル選手の手数が徐々に増える。
終盤接近戦になるとイサベル選手肘打ちを使うも顔面に攻撃が入ってしまい注意1。
再開後足を止めて打ち合ったところで試合終了。
イサベル選手やや優勢の印象もあったが判定2対0で延長戦へ。
延長戦もイサベル選手が前に出る展開となる。シルンギレ選手もフットワークを
使った突きで応戦する。
接近戦になったところでイサベル選手が掴んでしまい注意1。
再開後イサベル選手が突きで攻め込むと突きが顔面に入ってしまい減点1.
シルンギレ選手ダメージが大きくドクターチェックが入る。
再開後イサベル選手が下突きで攻め込むも、シルンギレ選手も打ち返す。
延長戦終了。
5対0でシルンギレ選手が勝利した。
シルンギレ選手は準決勝は再延長、決勝も延長戦となり
ハードな試合を勝ち抜いての優勝。
イサベル選手も高い攻撃力と積極性で優位な印象もあったが、減点も響いた。

第5回世界大会女子組手 16 (1280x853)